子どもたちの日々の様子をお届けします

学校ブログ

陵南学区研修会を行いました。(寒河江中部小の授業公開など)

10月9日(月)

先週の金曜日のことです。陵南学区4小中学校の教職員が一堂に会し、寒河江中部小学校を会場に研修を行いました。

言い換えれば「先生たちの勉強会」です。大きく3つ、

①全学級(26クラス)の授業公開

②本校の実践(特徴的な5つ)についてのポスターセッション

③中井義時先生(山形大学名誉教授)の講演

このような内容で、約100名の教職員が学び合いました。

↑ 児童が進める授業(セルスタ ※本校の造語)や、子どもたちが対話しながら課題解決に向かう学習。

↓ 算数の課題を、一人一人が「自由進度」(自分のペース)でぐんぐんと進んでいく学習。難しい問題は先生に聞いたり、友だちに聞いたりしながら進めています。一人学び友だちとの学びが一体的に展開しています。

↑ 4年生は道徳でセルスタをやっていました。タブレット(ICT)も効果的に活用して友だちの考えを交流しています。

この教室では子どもたちが授業を進め、先生は「板書」役をして考えを整理していました。

↓ 先生から教えてもらうだけではなく、自分たちで操作して、対話して、思考して、学んでいます。

↑ 先生がチェックして、「できた」「わかった」の確かめも大事にしています。

↓ ポスターセッションでは、本校職員が、「なぜこのような授業を構想したか」「どんな力をつけたいか」などについて説明し、質問にも答えていました。

ポスターセッションの発表・質疑応答は、もっぱら若手教員が担当していたのですが、その姿が実に堂々としていて見事。感心しました。これはベテラン教員の支えがあってこそ実現しているものだと思います。

中井先生の講演では、「どの学級でも子どもたちが自立した学びをしていた。」というお話をいただき、素直にうれしく思いました。以上、子どもたちも先生方もとてもよくがんばった半日研修でした。

これからも「一人一人の力を伸ばす授業」「子どもが主体の授業」を創るために、教職員一同努力してまいります。

669人で校歌を歌いました。(全校集会)

10月3日(火)

4年ぶりに全校集会を開くことができました。669人が集まった景色は壮大です。

(※現在の全校児童数である669人と表記しています。)

このような大集会でも、児童はマイクなしで進行します。

それくらい全校児童の「聴く態度」が立派で、感心しました。素晴らしい中部っ子です。

校歌を全校生で歌いました。

こんなにも一生懸命に歌う姿に感動しました。全校合唱で得られる「歌の力」を味わっているかのようでした。

全校集会が終わると、学年ごと、静かに、列を守って、教室まで移動できました。

中部っ子の素直さ、一生懸命さ、人を気づかう優しさ、いろいろなよさが見られた素晴らしい全校集会となりました。うーん、やっぱり寒河江中部小の子どもたちはすごいパワーを持っています。

町たんけんに行って来ました。(2年 生活科)

10月2日(月)

9月のことですが、2年生が生活科の学習で町たんけんに行って来ました。

 

いやー、そうとういろいろなところに探検に行っています。

地域に関わる活動を通して、地域の場所やそこで働く人々について考えることを課題にしています。

自分たちの生活は様々な人や場所と関わっていることが分かり、それらに親しみや愛着をもつことにもつなげたいと考えています。

さらに、学習指導要領に示されている

「身近な人々と関わることのよさや楽しさが分かり、進んで触れ合い交流しようとする」ところまで高めたいものです。

将来この地域を支えていく子どもたちが、地域を知るためのフィールドワークに出かけることは、大事な学習活動であると考えます。

↓ これは探検前の「アポ取り」の様子。

原稿を見ながらですが、2年生なりに自分で電話をして見学のアポを取っています。(これも大事な学習)

ご協力いただいた地域、事業所の皆さま、支援していただいた保護者ボランティアの皆さま、おかげさまでいい学びになりました。ありがとうございました。

芸術鑑賞教室を行っています。(下学年・上学年)

9月28日(木)

今年の芸術鑑賞教室は「音楽」です。

【ブーケドゥムジーク】という5人組ユニットのみなさんが本校に来て演奏してくれています。

プロの演奏家による楽器の演奏を鑑賞することにより、音楽を愛好する態度、音楽に対する感性、豊かな情操を培うことを目的として学校で開催しています。

子どもたちがよく知っているJポップの曲で幕開けし、

ソプラノの美しい歌声が響きだすと、子どもたちはあっという間に引き込まれていきます。

バイオリンがステージから降りてきて、子どもたちの耳元で演奏してくれます。

すごい「響き」に子どもたち、先生たちも圧倒されます。

↓ コンサート終盤では、校歌の合唱も。大きな声で歌う校歌はすごい迫力でした。

↑ フィナーレの曲では、ソプラノに合わせて大きな声で歌う子、頭の上で手拍子をする子、体を使ってリズムをとる子。音楽を楽しむ姿に、見ているこちらもうれしくなります。

児童代表のお礼の言葉のあと、演奏者をお見送りしました。ずっと拍手、拍手、拍手。

やはり、「本物」に触れる機会は、本当に大切です。そのことをまず思いました。

子どもたちの中には、「音楽家になりたい」「ピアノの先生になりたい」という夢を持っている子もいます。

今日のコンサートは、その夢を後押しすることにつながるかもしれません。

そして将来、本当に夢を叶え、寒河江中部小の卒業生から音楽のプロが誕生するかもしれません。そんな想像がどこまでも膨らんでいく、素敵なコンサートでした。

ブーケドゥムジークの皆さま、素晴らしいコンサートをありがとうございます。

スーパー見学(3年 社会)

9月26日(火)

今月の上旬のことです。3年生が社会『店ではたらく人』の学習でスーパー見学に行きました

子どもたちの課題意識としては「お店ではどんな工夫をしているのかな」というあたりが中心ですが、こうした内容(コンテンツ)を知識として覚えるだけでなく、こうしたフィールドワークを通して「必要な情報を調べまとめる力」を身に付けることを、学校では重要視しています。

そういう意味では、子どもの振り返りで「お店の人へのインタビューがうまくいった」とか「スーパーの人の話をうまくメモすることができた」という感想が出ていることは、必要な情報を収集するスキルが高まっていることを表していると考えられます。これは高学年になっても中学生になっても必要な大事な力になります。

今回こうしてバックヤードまで見学させていただいて、お話を聞かせていただいたことで、「社会的事象を関連付けて考える力」や、「意味を考える力」、「考えたことを表現する力」にまで、子どもたちの学びを深めることができたようです。

そして、こうした学習は「よりよい社会を考えること」「学習したことを社会に生かそうとすること」にもつながっていきます。これも新学習指導要領で目指す学力のうち、「学びに向かう力・人間性」に分類されるとても大事な力です。

それにしても、こうしたスーパーなどは学習材の宝庫ですね。

まさに「社会的な見方・考え方」を働かせる学習に適したモノ、͡コトがたくさん見つかります。

 

福祉の視点や、環境の視点からも考えを深める材料がたくさんありました。

3年生なりに「お店の工夫」として多くのことを学んだと思います。

お忙しい中、児童の見学を受け入れてくださった関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。