最上一平さんからサイン入り図書が贈られました。

1月11日(木)

寒河江中部小に巻物のお手紙をくださった最上一平さん(児童文学作家)から、サイン入りの絵本が贈られました。

6年生が書いた最上さんへの手紙を、本校の図書の先生、アンデルセンさん、親交のある佐藤義弘さんが、つないでくださった『縁』のおかげです。

↓ 「銀のうさぎ」は最上さんのデビュー作です。

かわいがっていたうさぎ(当時は食用であるわけですが)が、業者によって皮をはがされる様子が、少女の目を通して描写されます。そのリアルな生活感、うさぎを失った悲しみ。その後、少女は、大空を自由に駆け回る銀のうさぎを目にします。

「これってうさぎが天国に旅立ったってことなのかな?」

「女の子にお礼を言いたかったんじゃない?」

「なんか、命がつながっていく感じもするね。」

6年生と、こんな読書談義を校長室でできる幸せ。贅沢な時間です。

  

↑ 「山からの伝言」は、大人にもおすすめです。

片道14キロの道のりを毎日通った中学校の卒業式の日に、仲間と集まって乾杯して、将来を語り合います。

「俺方(おらほ)の先生」の章では、担任の先生を探しに雪道を行く小さな子どもたちの姿に涙が出てきます。

そして、長い時間をかけて、自分たちの地域に手作業で田んぼを作るまでの気の遠くなりそうな道のりは感動的です。

こんなにも懸命に「人生を拓いていく」物語は、なかなかないですね。

ぜひ読んでみてください。

 

最上一平さんからいただいた巻物お手紙はこちら ↓ 

https://sagae-tyubu.edumap.jp/blogs/blog_entries/view/33/1d0dcd8876a88385278b3c8420df98f5?frame_id=126